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たしなみについて


白洲正子著「たしなみについて」を読んだ

書店に数多並ぶ
カラフルでキラキラした装丁の本の狭間に
超シンプルな装丁の本

だからこそ
逆に目を惹いたのかもしれない


最近の女性向けエッセイなどは
お友達とカフェで
お喋りしているかのような
軽やかで、読み易い文体のモノが多い気がするのだけど


正子さんの文章は
丁寧に
噛みしめるが如く読み進めなければ
言葉の深意を掴み損なってしまいそうになる

平易な言葉なのに
含蓄に富み
優しげな表現なのに
時に厳しい

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立派な人は、多くを喋りません。

たったひと言で盤石の重みを持ちます。

何につけ、結局、

最期のものは一つしかありません。

どんなに多くの言葉をついやそうと、

私達は、たった一つの事しか言えないのです。

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「たった一つの事しか言えない」

まさに!! って思いませぬか?

たった一つの事しか言えないうえに
そのたった一つの事を伝えることの難しさよ

正子さんのような審美眼を持った
“ホンモノ”と呼ばれる人間に憧れつつも
多くを喋り
沢山の事を伝えようとして
何一つ伝えられない自分の浅はかさにガッカリする午後であった(-_-;)

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by mayatoko112 | 2013-10-09 15:29 | 暮らし